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インバウンド対策としての着地型観光 PDCAサイクルと具体例

前回の「市町村から発信するインバウンド集客 着地型観光のメリット・デメリット」に引き続き、今回はそのアプローチとしてPDCAサイクルを取り上げます。合わせてインバウンド向け着地型観光の具体例も紹介しますので、これからインバウンド集客を図りたい自治体や企業の方のヒントにしてもらえるのではないでしょうか。

 

PDCAサイクルとは?

PDCAサイクルとは、業務や製品についての質的な向上・改善を継続して行うことを目的としたマネジメント手法です。Plan、Do、Check、Actionという4つの段階を繰り返しながら実施するため、それぞれの頭文字をとってPDCAサイクルと呼ばれます。インバウンドを対象とした着地型観光のPDCAサイクルには次のようなポイントがあります。

 

インバウンドの着地型観光:P(Plan/計画)

インバウンドのための着地型観光を企画・運営するにあたって最初に行いたいのは、地域の観光資源を洗い出すことです。歴史的建築物や伝統行事、景勝地、ご当地グルメなどはすぐさま候補に挙がるでしょう。新たに創出する場合は、国内(必要なら海外も)で開催されている着地型観光イベントを網羅的に調べて、地域の特性に合ったものをチョイスする方法が考えられます。同時に、国や地域、年齢層といったターゲットの選定や目標の明確化、予算の算出なども必要です。

 

インバウンドの着地型観光:D(Do/実行)

着地型観光そのものを行うための準備としては、「事業を主体的に進めるための人材・組織の育成」「インバウンドが快適に過ごせるための環境整備」「SNSなどを使ったプロモーション」などがあります。同様の観光事業をすでに実施している自治体や企業から事前にヒアリングしておくと、より入念な準備が可能になります。

 

インバウンドの着地型観光:C(Check/評価)

PDCAサイクルを着実に循環させるためには、開催した着地型観光事業について詳細に評価することが重要です。そのため、最初は期間や規模を限定したイベントを実施し、全体の良し悪しを確認する時間を十分に取るようにすると良いでしょう。

 

インバウンドの着地型観光:A(Action/改善)

評価が定まれば改善点も自ずと見えてきます。ここで始めのP(Plan)へ立ち返り、次回に向けて計画を再考するのがPDCAサイクルの特徴です。その都度何をやれば良いか分かりやすく、具体的な事案に注力しやすいのがこの方式のメリットと言えます。

 

インバウンドの着地型観光の具体例:群馬県みなかみ町

インバウンドを対象とした着地型観光の具体例として群馬県みなかみ町をご紹介します。都心から上越新幹線で70分ほど。県内北端に位置する人口約18,000人の同町は、従来から温泉やスキーで有名でした。

みなかみ町のインバウンド集客への取り組みは2008年(平成20年)と比較的早くからスタートしています。2012年には観光課内に国際観光グループを設置し、スキー場へのインバウンド集客を開始。同時に、要望の多いWi-Fiの整備や路線バスのフリーパスを発行し移動を簡便にするなど、インバウンドが快適に滞在できる環境を整える施策も実施しています。

現在みなかみ町は都心からほど近いところにあるアウトドアのメッカとしてインバウンドの間で有名になっています。2017年にリブランディングされた「みなかみアウトドアフェスティバル」では、各国のアスリートを招待して競技会などを開催。同フェスティバルが2018年も開催されるほど好評なのを考えると、スキーだけでなく、ラフティングやキャニオニングなど年間を通して楽しめるアクティビティを充実させることで、着地型観光を成功させた好例と言えるのではないでしょうか。

 

まとめ

今回は、インバウンドの着地型観光を企画・運営するための方法としてPDCAサイクルを取り上げました。ぜひ簡単で効果的な方法を用いて、効率よくインバウンド集客を図ってください。

 

[参照元]
みなかみ町 インバウンド取り組み – みなかみ町観光協会
www.enjoy-minakami.jp/business/pdf/inbound.pdf
みなかみアウトドアフェスティバル 2018年6月8日(金)~10日(日)
https://mofest.jp/

 

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ライタープロフィール

萩野康史:難しい話題でも平易な文章で分かりやすく紹介すことを心がけています。ビジネス関連の記事と並行してアートや旅についても執筆中。ライターとして生計を立てることは子供のころからの夢でした。

 


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