日本に在留する外国人は、2023年12月末の時点で340万人を超え、過去最多となりました。就労関連の在留資格が大幅に増える中、日本の採用企業はハイレベルな語学力を備えた高学歴の人材を獲得する競争の激化に直面しています。
日本最大の外国人向け求人サイトであるガイジンポットジョブのデータベースでも、2023年の日本語ネイティブの新規登録は前年比17.0%増となり、毎月バイリンガル人材が続々と登録しています。
グローバル人材を採用したい企業の多くが複数の英語の求人プラットフォームに募集情報を掲載していますが、それぞれのプラットフォームに自社で希望する人材が登録しているかどうかという客観的なデータは大変重要です。
今月の外国人求人・採用マーケティング特集では、GaijinPot Expo 2023の来場者のアンケート結果をまとめ、求職者の学歴と語学力の比較をご紹介します。
2023年12月2日に開催されたGaijinPot Expo 2023は、外国人人材を採用したい企業や外国人向けにサービスを提供する企業のための展示会として今回が5回目の開催となりました。
会場は就職フェアとコミュニティイベントで構成され、35 社を超える出展企業と外国人起業家、822人の参加者が集まり、過去最高の大成功を収めました。以下のデータは、GaijinPot Expo 2023の来場者を対象に実施した267件のアンケートに基づいています。
85%は大卒以上の学位を取得
GaijinPot Expo 2023来場者アンケートの結果から見ると、85%以上が学士号以上を取得しています。全体的に非常に高いレベルの学歴を持っています。
問:「あなたの最終学歴は?」
- 学士号:57.3%
- 修士号:25.5%
- 博士号:3.0%
「大卒」 +「 英語が堪能」で「日本語もビジネスレベル」以上は20.5%
「学士号」以上の学位を取得し、プラス「英語が流暢」であると回答した来場者は、同時にハイレベルな日本語能力も持っていることがデータから分かります。
アンケート回答者全体の約33%がこのカテゴリーに該当し、そのうち20.5%以上は日本語能力がビジネスレベル以上です。内訳は以下の通りです:
- 日本語がビジネスレベル: 11.4%
- 日本語が流暢なレベル: 4.5%
- 日本語がネイティブレベル: 4.5%
「大卒」 +「 英語ネイティブ」で「日本語がビジネスレベル」以上は 24.5%
「学士号」以上の学位を取得し、プラス「英語がネイティブ」であると回答した来場者は全体的に日本語能力がさらに高いことがデータから分かります。
アンケート回答者全体の約41%がこのカテゴリーに該当し、そのうちほぼ4分の1は日本語能力がビジネスレベル以上です。内訳は以下の通りです:
- 日本語がビジネスレベル: 10.9%
- 日本語が流暢なレベル: 10.0%
- 日本語がネイティブレベル: 3.6%
来場者は教育からITまで様々の業界経験者
ガイジンポットジョブの中核となる強みは教育分野にありますが、登録者の経験業種は、ITから営業、マーケティング、接客、旅行に至るまで、日本の外国人求職者に人気の高い業界に分散しています。
この結果はGaijinPot Expo 2023の来場者にも当てはまりました。
問:どの業界での職務経験がありますか?(複数回答可)
回答者 (n=267) が回答した上位の業界は以下の通りです。
教育 | 50.6% |
IT・インターネット・通信 | 25.8% |
クリエイティブ | 23.6% |
マーケティング / PR | 22.8% |
接客 / 宿泊 / 飲食 / 旅行 | 22.5% |
営業 / 事業開発 | 21.3% |
通訳・翻訳 | 10.1% |
希望の人材が見つかる
ガイジンポットは25年にわたり、日本の外国人コミュニティーにサービスを提供し続けおり、在日外国人の間で圧倒的なブランド認知度と浸透度を誇っています。
ガイジンポットジョブのデータベースには、50万人以上の英語およびバイリンガルの登録人材がおり、日本在住外国人の約17%がガイジンポットジョブのデータベースに登録しています。
外国人採用をお考えならぜひ、ガイジンポットジョブまでお問い合わせください。