入国制限緩和に向けて今からできる取り組みとは? - GPlusMedia

入国制限緩和に向けて今からできる取り組みとは?

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弊社で主催した「外国人留学生・外国人材・インバウンド観光客・海外と在留外国人集客とPR戦略について」のウェビナーの質疑応答の内容です。ウェビナーでは今後の入国制限の緩和によって予想される変化や今からできる取り組みについて、弊社の最新情報を交えて解説いたしました。

過去数か月の入国制限の緩和により、どのような変化が見られましたか? 新規クライアントからの問い合わせは増えていますか?これからサービスを利用するクライアントにはどのようなアドバイスを行っていきますか?

今年3月の入国制限の緩和から月を追うごとにインバウンド観光向けプロモーションの依頼が企業様や自治体様から増えています。コロナ前と比べて興味深いのは、茨城県様の「つくば霞ヶ浦りんりんロード」、「キャンピングカー」、広島県様の「しまなみ海道サイクリングのイベント」をはじめとして、インバウンド観光客向けのプロモーションは在留外国人へのプロモーションにもつながるという弊社の戦略を実感されている企業様・自治体様が増えていることす。

また、在留外国人に特化した銀行のサービス英語対応が可能な電気・ガスのサービスなどのプロモーション依頼も増えてきており、在留外国人マーケットを早い段階から囲い込みたいというニーズが見られています。外国人留学生におすすめの特別なマンションのプロモーション依頼も増え、国の方針を意識した企業活動の変化をメディアとして感じています。

日本語学校や専門学校の外国人留学生獲得も活発化してきています。特に留学生の国籍の多様化を求め、これまで欧米系へプロモーションを行なってこなかった学校様の学校プロモーションページ外国人向けウェビナー(外国人向け留学説明会)の利用が増えてきています。再び入国規制をする可能性が低いという安心感が広がり、ようやく学校側としても腰えすえてプロモーション・外国人留学生の獲得に乗り出せるタイミングにきた様子です。より良い人材の獲得も企業戦略にとって重要な要素となっており、多角的なプロモーションアプローチを活用し、企業のブランディングや認知度の向上を積極的に行い 戦略的な外国人材獲得に活用する動きが活発化しています。

今後数ヶ月のさらに制限緩和に向けて、企業は今何を準備できるでしょうか? また、どのような潜在的な顧客層に向けてターゲットを絞って行くべきでしょうか?

海外からの個人旅行の入国規制が緩和されるまでは、在留外国人へのプロモーションを中心に行なってください。そのプロモーション自体が日本への入国を待ち望んでいるインバウンド観光客へのプロモーションにつながります。

入国規制が緩和された後はインバウンド観光客をダイレクトにターゲットした施策が必要になります。これらの観光客を長期的なファン(=リピーター)として取り込むためには定期的に繋がれるコミュニティの形成が不可欠です。コミュニティと言うものは一朝一夕で形成することはできないため、今のうちから自社のSNSでの情報発信を積極的に行っていくことが重要になってきます。

外国人向け市場に参入しようとしている企業に対して、ジープラスメディアが提供しているサービスの独自性は何ですか?

ジープラスメディアが提供するのはメディアという枠を超えた海外・在留外国人のエコシステム(生態系・経済圏)を形成しています。

ユーザーはプラットフォームを通じて「観光で訪れる」「日本語を学ぶ」「留学する」「住む場所を探す」「仕事を探す」「永住権を獲得する」「マイホームを購入する」「リタイアする」という日本でのライフジャーニーを体験しています。

ユーザーの人生のステージごとに、彼らが興味を持つであろうコンテンツのチャネルを活用することで企業や自治体は彼らの『体験』の一部として接点を持つことができます。このことはマーケティングにおいて効果的な役割を果たします。

北川 泰浩

Japan Today」「GaijinPot」「Real Estate Japan」「Savvy Tokyo」のセールス及びマーケティングを統括後、現在は学研ホールディングスとの連携による新規事業部と広告部門を統括。英語と日本語でのウェビナーやライブ配信を得意としており累計開催数は300回を超える。英語では「日本での職探しやキャリアップ」「部屋の借り方や不動産の購入・不動産投資」「日本への留学」「永住権等各種ビザの獲得方法」等などのテーマでプロフェッショナル達と積極的に共闘で外国人に向けて情報配信。日本語では「外国人材獲得」「外国人留学生集客」「外国人入居者・投資家獲得」「海外・在留外国人マーケティング戦略」等を日本語で分かりやすく解説。