外国人の長所を活かした、新しいマーケットの取り込み - 外国人採用導入事例
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外国人の長所を活かした、新しいマーケットの取り込み

外国人スタッフの長所を活かして、レストラン事業を展開する株式会社Edgeでは、新しいマーケットの取り込みに成功しています。その手法とは?

今回はFish Bank Tokyo、NoMad Grill Lounge、Tokyo Whisky Library などのレストラン事業やウェディング事業を展開されている、株式会社Edgeのレストラン事業部 ジェネラルマネージャー 齋藤 康平氏にお話を伺ってきました。

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株式会社Edgeにおける外国人採用の背景について教えてください。

齋藤さん:株式会社Edgeはレストラン事業・ウェディング事業などを展開する企業です。レストランは現在、東京を中心に7店舗を運営しています。海外からのお客様も多く、対応が必要でしたが、言葉に関しては、英語が話せる日本人スタッフがいたため問題はありませんでした。ただ、海外の文化背景や日本人にはない感覚をもってサービスをする必要性は日々感じていました。弊社の展開するレストランは、高級感とこだわりが魅力となるものが多いため、きめ細やかなサービスが不可欠なのです。

例えば、FISH BANK TOKYOは高層階から見る夜景が美しいフレンチシーフードレストラン。NoMad Grill Loungeは、国産の熟成肉をメインに提供するステーキハウス。TOKYO Whisky Library は、1200本以上のウィスキーと音楽を楽しめるバーラウンジです。これらの店舗で提供する料理の説明一つをとっても、育った環境や文化背景が違うと相手に伝わらないことがあるのです。

特にここ3、4年は団体や企業のインセンティブツアーやイベントだけではなく、個人で来店される外国人のお客様が急増しており、外国人従業員の必要性が増していました。

どのようにして外国人を採用されていますか?

齋藤さん:複数の求人サイトに求人情報を出しています。採用したのは留学生や日本人と結婚された外国ご出身の方などが多いですね。自社のホームページにも採用情報を掲載しています。そこから直接問い合わせてくださる方もいらっしゃいますよ。香港でバーを経営していた方が、東京にTOKYO Whisky Libraryがあると知って、応募し、採用後に東京に来てくれたこともありました。

現在は、ベトナム、中国、台湾、香港、南米出身等のスタッフが、全社で10名前後働いています。展開する店舗が増えていくに連れて人数は増えてきました。いちばん人数が多いのはFISH BANK TOKYOです。キッチンスタッフとホールスタッフを合わせると5名の外国人従業員がいます。NoMad Grill Lounge、TOKYO Whisky Libraryにもそれぞれ2名が働いています。

外国人を採用される際に気を付けていらっしゃることはありますか?

齋藤さん:入社前のバックグランド確認と、入社後にはオープンにコミュニケーションをとることです。

株式会社Edgeは他の会社と比べて、身元保証や在留資格について細かく丁寧に確認するので、その過程に時間がかかってしまいます。時間がかかるだけに、途中で連絡がとれなくなってしまう方もいるので、その点は詳しくご説明するようにしています。入社後のコミュニケーションでは、ニュアンスの違いからすれ違いが起こらないように気を付けています。文化がそれぞれ違うため、外国人同士で揉めてしまうこともあります。国籍に関係なく、関係性をしっかり構築していくことが大切だと思っています。そのため、外国人従業員に限らず、何か課題に対してチームで取り組む際はディスカッションをすることにしました。目的を達成するには、全スタッフが十分な理解をしたうえで実行することが肝要です。

昔は、コミュニケーションや教育において、上下関係が厳しかったりトップダウンを重視したりしていた時代もありました。しかし、この方法を取り始めてからすれ違いが少なくなったように感じます。

外国人採用は増やしていきたい…インバウンドの拡大やさらなるグローバル化が見込まれるなか、マネジメントができる人材も獲得していきたいです

㈱edge レストラン事業部 ジェネラルマネージャー 齋藤 康平さん

あとは、賄い(まかない)ですね。宗教上の配慮だけではなく、アレルギーやベジタリアンの方のポリシーにも対応できるように、多い時は5種類の賄い料理を作ることも。日本人と外国人で60人ほどを抱える組織においては、個々人のスタッフが何にストレスを感じているかを理解し、取り除くことが重要です。風通しが良いか悪いかは、常に気にしていますね。

外国人従業員を採用されてよかったことは何ですか?

齋藤さん:育った文化背景や暮らし方によって、それぞれの観点や経験が違うので、広い視野でサービスを提供できるようになった点は素晴らしいと思います。外国人のお客様が来店した際も、お客様が安心できることはもちろん、日本人スタッフも外国人従業員がいることで、安心してサービスが提供できるようになりました。

また、日本人にはないウェルカム感やホスピタリティを持っているスタッフを得られることも魅力的です。以前在籍していたナイジェリア人スタッフは、その両方を持っており、ウェイターとしての業務に優れているだけではなく店の象徴的存在になりました。「彼がいるから」とお店に来てくださるお客様も多くいらっしゃいましたね。

さらに、株式会社Edgeは「洋」をテーマにした食事やドリンクを中心に提供しているため、その文化背景について詳しいスタッフを配置することで、お客様へより深いご説明ができるようにしたいと考えています

外国人採用における今後の展開について教えてください。

齋藤さん:外国人採用は増やしていきたいと考えています。現在はホールやキッチンスタッフが大半ですが、インバウンドの拡大やさらなるグローバル化が見込まれるなか、マネジメントができる人材も獲得していきたいです。もちろんスペシャリストとしての人材も歓迎しています。ホスピタリティは、これからの飲食に不可欠な能力。積極的に素養のある人材を獲得し、育成していきたいと思っています。以前は飲食業での経験のみを細かく確認していましたが、最近では、飲食以外での経験も考慮に入れるようになりました。ホテルでの勤務など、サービス業としての経験値は重視するようにしています。

さまざまな国から来店されるお客様に対応できるようになるため、提供する料理やドリンク、サービスについてのご説明の幅を広げるため、採用する外国人の国や人種も広げていきたいですね。例えば、TOKYO Whisky Libraryにはスコットランド人スタッフがいるといいですね。ウィスキーそのものの知識だけでなく、ウィスキーを製造する国の文化や歴史、風情等の知見も併せてお伝えすることで、説明に深みが増し、サービスに付加価値をつけられるのではないかと思っています。

入社後のキャリアについては、入って間もない頃は補佐業務がメインですが、経験が長い方はウェイターやウェイトレス、キッチンスタッフに昇格させるなど、純粋に能力に応じた評価をしています。マネジャーになった方もいますよ。チャンスは国籍に関係なく平等でなくてはなりません。

外国人採用を検討している企業さまにアドバイスやメッセージをお願いします。

齋藤さん:言葉や生まれ育った文化が違っても、共通理解を深め合える組織体制があれば障害はないのではないかと思っています。どういうことをしてほしいか、何を目指すかをしっかり共有することが重要です。あとは、コミュニケーションを活性化するために、日本人か外国人かを問わず、上司から積極的に話しかけるとよいと思います。こちらから壁を作ると、相手も壁を作ってしまいますから。話しかける内容も、相手が返しやすいよう、業務に関係するものでなく、できるだけ日常の何気ない話題を選ぶようにしています。何気ない会話こそ、関係性を豊かに深められるきっかけになると考えています。